交通事故による怪我|種類や通院先は?事故後の流れも解説!

交通事故にあった際の怪我は、どんなものを思い浮かべますか?
事故にあったことのない方、初めての事故で戸惑っている方の疑問や不安を、少しでも軽減できるように、この記事では交通事故で起こる怪我の種類や通院先を解説しています。
また、損害賠償請求をするために必要な手順についても記載しています。

交通事故で起こりやすい怪我とは?

交通事故によって負う怪我には、どんなものがあるのでしょうか。
交通事故による怪我の種類や、主な症状をご紹介していきます。

怪我の種類と主な症状

交通事故で多いといわれている怪我は、以下の通り。

種類 症状
むちうち 痛み、めまい、吐き気等
骨折 とても強い痛み、腫れ
脱臼 左右で外見が異なる、腫れ、痛み
打撲 痛み、皮下出血、腫れ
捻挫 痛み、腫れ

上記の中で、交通事故にあった際に最も多く発生すると言われているのが、「むちうち」です。

むちうちについて

むちうちは、外部からの強い衝撃で、首が鞭のようにしなることで起こる首の捻挫のことを指します。
むちうちは、症状がとても多いことが特徴でもあります。以下に、代表的な症状をご紹介します。

  • 首・頭・腰・腕などの痛み
  • 首・肩・背中の凝り
  • 首が回らない
  • めまい・目がかすむ
  • 吐き気
  • 足や指先の麻痺・しびれ
  • 倦怠感・疲労感

怪我によって通院先が異なる

怪我の種類がたくさんあるように、怪我をする箇所も、事故の状況によって異なります。
ここでは、怪我をした箇所別に、行くべき診療科を挙げていきます。

診療科の一例

  • 外傷(打撲、捻挫、むちうち等)…整形外科
  • 目の症状(視力低下、眼球が動かしにくい等)…眼科
  • 耳、鼻の症状(聴力低下、においを感じない等)…耳鼻咽喉科
  • 頭や意識に関する症状(てんかん発作等)…脳神経外科
  • 歯の障害(歯が抜けた、欠けた等)…歯科
  • 傷跡が残るような傷…形成外科、皮膚科

総合病院に行くのも有効

たくさんの症状が出ている場合や、判断が難しい症状の場合は、総合病院に行くのもよいかもしれません。
総合病院はたくさんの診療科があるので、いろんな検査を受けながら、適切な診療科を知ることができます。
ただし、総合病院は突然行くことが難しく、紹介状が必要な可能性があります。その際は、まず上記のような診療院を受診して、そこで紹介状を書いてもらってから、総合病院にいくとよいでしょう。

交通事故で通院するには手続きが必要!

交通事故にあった後、治療費等の損害賠償を請求する場合には、手続きが必要です。
そこで、交通事故にあってから治療開始までに必要な手続きを、交通事故後の流れと共に解説していきます。

治療までの流れ

加害者の確認 免許証を提示してもらい、住所・氏名を確認して、連絡先をメモしましょう。
警察に連絡 事故の手続きに必要な交通事故証明書を作成してもらう。怪我をしている場合は人身事故扱いにしてもらいましょう。
③加害者側の自賠責保険任意保険の確認 事故後の対応は加害者本人ではなく、加入している保険会社が行うことが多いです。
自分が加入している保険会社への連絡 保険についている様々な特約を使用できる場合があります。
病院に行く 損害賠償の請求に必要な診断書は医師のみが発行できます。
⑥通院を開始 定期的に通院し、症状の緩和を目指します。症状固定まで通院を続けましょう。

まとめ

交通事故による怪我について知ることができましたか?
事故で負いやすい怪我はたくさんの種類があります。その中で、最も起こりやすいと言われているのがむちうちです。
症状や事故の状況で、受診するべき診療科は異なります。症状が出ている箇所に適した診療科を選びましょう。
交通事故の被害にあった場合は、しっかり損害賠償を受けるために、正しい手順を踏むことが大切です。