肩こりの緩和にはツボ押しが効く?手順とやり方をご紹介!

日々の生活を送る上で悩まされる「肩こり」。肩こりを放置したままでは、様々な身体の不調を引き起こしてしまうことがあります。そこで今回は、肩こりを緩和させるためのツボを5つご紹介していきます。

肩こりになる原因とは

肩こりの原因は、頭の重さにあります。人の頭の重さは、約5~6kg程度といわれており、お店で売られている米5kgと同じ重さになります。米5kgといわれれば、かなりの重さだと実感できると思います。

このような重い頭を首と肩のみで支えているため、肩こりにつながるのです。また、下を向いての作業や猫背といった不自然な姿勢が長時間続くと、首の筋肉や関節への負担が余計にかかってしまいまうことも原因の1つだといわれています。

では、肩こりになってしまうと、どんな悪影響があらわれるのでしょうか。

肩こりにはどんな悪影響が?

肩こりになってしまうと、頭痛やめまい、眼精疲労、倦怠感、手のしびれ、手足の冷えなどの様々な症状があらわれます。肩こりになることで、自律神経のバランス機能が働きにくくなり、先程のような症状があらわれるのです。

したがって、肩こりを緩和させるようにしましょう。

肩こりにはツボ押しがいい?

肩こりは、ツボを押すことで緩和されることがあります。そもそもツボとは、「経穴」とも呼ばれ、全身に数百ヶ所あるものです。このツボを刺激することで、「気」の流れをスムーズにすることができ、身体の機能の回復が期待できます。したがって、肩こりが緩和されるといわれているのです。

ツボを押すとき、ただツボを押せばいいというものではありません。リラックスした状態でツボを刺激し、以下のようなツボ押しの効果を高めるポイントがあります。

  • 呼吸と組み合わせて行う
  • 押す強さと押し方のコツを掴む
  • 心地よく感じる香りを活用する

呼吸と組み合わせて行う

呼吸と組み合わせてツボ押しを行うことで、リラックスした状態で進めることができます。そのため、ツボを押す際は鼻から息を大きく吸い込み、ツボを押しながらゆっくりと口から息を吐くようにしましょう。

また、ツボ押しの前に数回深呼吸を行うと、身体の力を抜くこともできます。

押す強さと押し方のコツを掴む

ツボ押しには、押す強さと押し方のコツがあります。

ツボを押す強さは、痛いほど効果があるというわけではありません。力いっぱいツボを刺激してしまうと、逆に痛めてしまったり、緊張が強まったりしてしまうことがあります。したがって、程よく心地良いぐらいの圧で押すようにしてください。

ツボの押し方は、ツボ1ヶ所につき3~5回程度を目安に行い、圧をかける時間は5秒間にするようにしましょう。また、押す部位によって親指・人差し指・中指のうち、押しやすい指を使ってツボを押すようにしてください。

心地よく感じる香りを活用する

ツボを押すときに、アロマを焚いて心地よい香りの中で行うことで、リラックス効果が得られます。緊張を和らげる効果のある香りは、ラベンダーやオレンジスイートがあります。しかし、自分の好きな香りを選んでもリラックス効果を得られると思います。

肩こりにおすすめのツボ

今回ご紹介する肩こりに効くツボは、手三里(てさんり)・風池(ふうち)・肩外兪(けんがいゆ)・中府(ちゅうふ)・合谷(ごうこく)の5つです。

手三里(てさんり)

手三里とは、長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)と呼ばれる筋肉にあるツボのことです。肘を曲げたときにできる横じわの外側の端から、手の方向に指3本分間隔をあけたところにあります。

風池(ふうち)

風池とは、頭板状筋(とうばんじょうきん)と呼ばれる筋肉にあるツボのことです。耳の後ろにある骨と後頭部中央にあるくぼみの中間にあります。

肩外兪(けんがいゆ)

肩外兪とは、肩甲挙筋(けんこうきょきん)と呼ばれる筋肉にあるツボのことです。肩甲骨上部の内側にあり、ちょうど頂点となっているところにあたります。

中府(ちゅうふ)

中府とは、小胸筋(しょうきょうきん)とよばれる筋肉にあるツボのことです。鎖骨の外側から指1本分下の位置にあります。

合谷(ごうこく)

合谷は、手の甲にあるツボのことです。親指と人差し指の骨が交わる手前側、人差し指側にあります。このツボは、肩こりだけでなく肩こり全体の調子を整えることができる万能のツボだといわれています。

肩こりに効くツボについてのまとめ

いかがでしたか。肩こりを放置してしまうと、頭痛やめまい、眼精疲労など様々な身体の不調を引き起こしてしまいます。そのため、肩こりを改善するよう努めることが大切です。

肩こりに効くツボは、手三里(てさんり)・風池(ふうち)・肩外兪(けんがいゆ)・中府(ちゅうふ)・合谷(ごうこく)の5つあります。この記事を参考に実践してみてくださいね。